Pixel 3とPixel 3 XLが突然動かなくなってしまう「文鎮化」が世界中で話題になっています。Googleのサポートフォーラムでは2021年4月にこのような文鎮化現象が起きたことが書き込まれていていました。
実は自分が今使っているスマホがまさにPixel 3 XLなので、いつ文鎮化して起動できなくなるのか不安です。
Pixel 3とPixel 3 XLの文鎮化の症状
文鎮化の症状は、スマホを起動することができず、画面が真っ黒のまま操作がまったくできなくなります。
この症状はQualcommのEmergency Download Mode(EDLモード)という状態になっているとのこと。
Emergency Download Mode(EDLモード)とは、起動失敗時にリカバリーを行うためのモードです。この状態になるとAndroid OSが起動できず、スマホを起動することもできず、EDLモードになったPixel 3とPixel 3 XLを復元する方法はありません。
これが文鎮化です。
文鎮化は深夜のアップデート後に発生している!?
文鎮化は朝起きたときに画面が暗いまま動かなくなった、との報告が多いようです。
そのため就寝時に行われた何かしらのアップデートによってスマホ本体の起動に失敗し、リカバリーを行おうとEDLモードに切り替わりそのまま動かすことができなくなった結果文鎮化するものと考えられます。
文鎮化の原因はハードそのものの不具合ではないか
今回の文鎮化でソフトウェアの修復が失敗したことからソフトウェアではなく、そもそもハードウェアに問題があるのではないかと噂されています。
過去にもGoogleとLGのNexus 5Xでは、本体の基盤のはんだ付けが不十分だったことが原因で、起動しては電源が落ち再起動するハードウェアの不具合が発生しています。
当然製造工程では機械がはんだ付けしているので、はんだ付けが不十分だったNexus 5Xが大量に販売されており同じ症状の不具合が頻発したのです。
今回のPixel 3とPixel 3 XLも原因は不明なものの何かしらのハードウェアの欠陥があり、そのため起動できなくなっているのではと言われています。
何となく不具合は前からあった
私のPixel 3 XLはまだ文鎮化していませんが、以前から着信などがないのに画面が勝手に明るくなったりすることがたびたびありました。これは他のスマホを使っていて体験したことがなかったので不思議だなと思っていたんですよね。
これから急に文鎮化する可能性もあり、そうなると中のデータを取り出せなくなってしまうため早めにデータの抽出しておいて、新しい機種への買い替えを壊れる前から検討したほうがよいのではとさえ思っています。
2019年に買ったから2年は使えたのか。3年も持たないというのも残念。カメラとかキビキビした動作とかまったく問題なく今も使えているのに、勿体ない・・・。文鎮化さえしなければまだ数年使い続けられるレベルです。
Pixel 3とPixel 3 XLは既に保証期間を過ぎている
現在Pixel 3とPixel 3 XLは保証期間を過ぎてしまったので、万が一文鎮化したらサポートを受けられません。
Google自体がこの不具合を認めて保証期間を延長すれば新しいものとの交換は可能かもしれません。
自分のPixel 3 XLが文鎮化して使えなくなる前に新しい機種に買い替えてリスク回避したいなと思いますが、そもそもハードウェアの不具合であれば以前はんだ付けが甘かったNexus 5X同様に不良品を販売していたことになるので、Googleには保証期間延長とPixel 3とPixel 3 XL使用者に対して何らかのサポートをしてくれることを期待します。
保証期間切れということでこのままPixel 3とPixel 3 XLユーザーは切り捨てられてしまうのでしょうか。海外では「Googleのサポートの質は良くなく、サムスンは丁寧だった」との書き込みも見られました。このまま保証期間切れで切り捨てられてしまうと負の感情が増幅しそうな気がしますね。
保証期間がすでに過ぎてしまった、こればかりは仕方ないと思います。保証期間内は普通に使えていたわけで。
とは言え「Google製のPixel端末は不具合でデータも取り出せなくなる得る不安があるし買い換えなきゃいけなくなるし、新作が出てももう買いたくない」という人が増えそうな気がします。手厚いサポートをしておいたほうが無難な気がするなぁ。
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