DaVinci Resolveのレンダーでエラーが発生し、途中でレンダーが止まってしまう恐らくバグがあり、エラーが出るときと出ないときがあるのでその対処法を残しておきます。
レンダージョブのエラー内容
レンダーの際に出るエラーは下記の通り。
レンダージョブ"1"は失敗しました。現在のクリップを処理できませんでした。
The Fusion composition on the current frame or clip could not be processed successfully.
フュージョンコンポジションのクリップでエラーが出てレンダーが中止されてしまったようです。
エラーの対処方法
プレビューして見てみると、エラーメッセージの通りフュージョンコンポジションのクリップが途中から真っ黒になってしまう現象が発生していました。
これまでは普通に再生されていたのに何もしていないのに真っ黒になってしまいます。この原因は不明ですが、これがレンダー時のエラーです。
この黒くなるバグの対処法は、フュージョンコンポジションのクリップを少し伸ばしたり短くしたりして手を加えることです。そのあとクリップの長さをもとに戻しても大丈夫です。これで画面が黒くなることはなく、作成したフュージョンコンポジションは正常に動作します。
この状態でレンダーするとエラーは出ず普通に書き出すことが出来ます。
フュージョンコンポジションのエラーは何回も出る
この画面が暗くなるフュージョンコンポジションのバグは何もしていなくても何度でも発生します。なので書き出しの際にエラーで止まってしまう場合は毎回フュージョンコンポジションのクリップの長さをいじってバグ解消する必要があります。
間違ったエラーの対処法
YouTubeで見たこのレンダーエラーの対処法、これはかなり危険なので、その注意点を残しておきます。
その危険な対処方法は下記の通り。
Davinciの「環境設定」の「ユーザーインターフェース」の「ユーザー」の中にある「処理できないフレーム/クリップがある場合にレンダリングを中止」という項目があり、これを外すとレンダリングは当然完了します。
YouTubeでこれをすると「エラーで止まらない」という情報を見かけましたが、当然エラーがあったとしてもそれを無視してレンダーが進みます。
しかしバグは残ったままなので、画面が黒いバグ状態で書き出しが完了してしまいます。エラーが出ていても書き出したいなら良いですが、普通は正常な映像で書き出したいですよね。エラーが出ているのに書き出されてしまうのはエラーを見過ごして書き出すのと同じです。
この「処理できないフレーム/クリップがある場合にレンダリングを中止」のチェックを外してしまうのは、このバグのその場しのぎの対処に加えて、今後出るかもしれないバグ系エラーを知ることができなくなります。かなり致命的なミスを見逃すことになるので絶対に外すのはやめましょう。
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