以前から気になっていてなかなか行くことができなかった、東京の江東区森下にある馬肉のお店「みの家」で名物の桜鍋を食べてきました。桜鍋は馬肉の鍋で、「みの家」の桜鍋はすき焼き風になっているとのことで行く前から楽しみにしていました。森下駅から歩いて1分程度の所にあるので、暑くなってきた今駅から出てすぐお店というのは有難かったです。
「みの家」の店構えに歴史を感じる
こちらが今回桜鍋を食べに来た「みの家」の店構え。見るからに歴史のあるお店、という感じがします。開店が12時からということでしたが、到着は11時55分くらいでした。お店についてみると、のれんが出ていましたが、外には12時になるまで待つお客さんがいました。おそらくもう開店しているとは思いますが、先に来て時間になるのを待っている人を抜いて先に入店、というのも悪い気がしたので先に来ていた人たちが入るタイミングで同時に入店することにしました。
入店後靴を脱ぐシステムなので出発前には足元を気にして!
入店すると店員さんがお出迎え。すぐに靴を脱いで上がることになりますので、足元が適当だと恥ずかしい思いをするかもしれません。出発前にしっかりと足元を気にしたほうが良いかもしれません。靴を脱ぐと靴と引き換えに上の写真のような板をもらうことができます。居酒屋などでは自分で下駄箱に入れてこのような形の鍵を手元に置いておきますが、それと同じような感じです。
店内の雰囲気も良い感じ!独特な席の作りで非現実感を満喫
奥まで進んでいくと、大きい部屋の両サイドに長いコンロが飛び出た銀のテーブルが1列ずつあります。1組は対面方式で座るシステムで、足元は掘りごたつではありません。テーブルの下には座布団が入っているので反対側に行かなくても押し出せば反対側の席にも座布団を設置できる便利な設計。一見無機質な感じですが、外が暑かったからか冷たくて良い感じ。冷房も効いていて不快な感じは全然しません。
壁には大きな熊手。時計も大きい文字盤でどこか懐かしい感じがするデザインをしています。庭には水が流れていてかなりいい雰囲気。開店時間直後に入店しているためお客さんも殆どおらず、広い空間を僅かなグループで使っているようで贅沢に感じました。
運ばれてくる桜鍋の見た目はインパクト大
もちろん注文は桜鍋です。一緒に注文したビールを飲みながら少し待っていると、鍋にセットされた桜鍋が運ばれてきました。上から眺めるとすごいインパクトがあります。上に乗っているのは味噌で、火をつけたらすぐにかき混ぜるように言われました。すき焼き風とは聞いていましたが、結構浸っている感じがします。出来上がりが楽しみです。
お肉以外も出てきます。こちらもタイミングを見計らって鍋に投入します。かき混ぜつつお肉以外も入れていくので単調ではなくお肉の色が変わるまですぐに時間が経過したように感じました。熱を入れすぎるとお肉が固くなるので、熱しすぎないようにして食べることにします。
「みの家」の桜鍋はすき焼き風、なら生卵が欲しくなります。ということで一緒に頼んでおいた生卵をかき混ぜて、お肉の色が変わってきた頃に卵につけて食べていきたいと思います。ちなみに、最初から入っている割り下は結構味が濃いので自分で調節しながら食べることもできる、と店員さんに教えてもらいました。卵があればある程度緩和できるかも、ということで手を加えずに卵につけるだけで食べてみることにしました。
固くないばかりか臭みも一切なし、この桜鍋はかなり美味い!
さて、完成。グツグツ言っていて早く食べたかったので撮影もそこそこに、最初はお肉を掴んで卵へインします。
卵にくぐらせて、口へ。馬肉が好きではない人はそのにおいも気になると思いますが、今回「みの家」で食べた桜鍋のお肉は臭みが一切なし。まだ火を入れてそんなに時間が経過していないこともあってか柔らかさもあって本当に美味しいです。かなりさっぱりした牛肉を食べているような感じ。ですが決してボソボソしているわけではなく。いやぁ箸が進みます。
馬刺し(肉刺し)も臭みなどは一切なし
馬刺し(肉刺し)も注文。生姜と醤油で。こちらもまったく臭みはありません。「馬肉を食べている!」という感覚があるのかはわかりませんが、やはり比較的馴染みのあるこちらの馬刺しの方が「馬肉を食べている!」感は強いですね。あっという間に食べてしまいました。
シメにご飯は約2膳分のおひつに入って提供される
シメにご飯を注文する際に、約2膳分のご飯が入ったおひつに入れて持ってくる旨説明されました。2人で来ている場合は1つのご飯を注文すれば2人分を持ってきてくれるというわけです。注文がごちゃごちゃしなくて良いかもしれません。
ご飯に割り下をかけていただきまーす
運ばれてきたおひつには銀色の大きなスプーンもついてきました。これは割り下をご飯にかけるためのものに違いない!ということで、鍋の中に少し残っていたお肉を食べて、残ったご飯に割り下をかけてみます。見るからに美味しい。食べて美味しい。最高ですね。
馬刺しについてきた生姜を添えてみたらこれもまた美味い!
もうご飯がなくなってしまう!というところで、先程注文した馬刺しのお皿。そこには生姜が残っているのを発見。残っているご飯の上に生姜を添えてみます。そしてかき混ぜて食べてみるとこがまた美味い。生姜のおかげで風味も変わって元々美味しかったご飯が更に美味しくなりました。ご飯が無くなる前に生姜に気づいてよかった!
お会計は席にて行って会計済みの札を手に入れる
お会計は座席にて、という表記がメニューにも店内にも書いてあるので、ご飯を食べ終わって頂いたお茶を飲み終えたところでお会計。お会計が済むと、お会計が済んでいる事を証明する札をもらいます。
この札と、入店時にもらった下駄箱の板を一緒にお店の出入り口で渡すと預けてあった靴を準備してくれます。なかなか面白いです。普段とは違う所に来た気分はお店を出るまで続きますね。
「みの家」の桜鍋は美味しかった!けど人によっては量は少なめ?
お店を出ると強い日差し。馬肉を堪能したので1時間程日陰を選びながら散策して帰りました。昼食と考えると結構高い部類に入ってしまうのでしょっちゅう食べられるものではありませんが、味はもちろん普段適当にお店を選んで入る時とは違った良い体験が出来たので逆にしょっちゅう来ないほうが良いかもしれないですね。
今回「みの家」へは2人で行ったので桜鍋を2人前注文したのですが、量が若干少なめと感じました。十分に堪能するには3人前分くらい欲しいなぁという感じですが、3人前の桜鍋を注文してしまうと、それなりの金額になってしまいます。ご飯も約2膳分とのことですが、それにしてはやや少ない感じでした。私は少食なので約2膳分と聞いてハラハラしていたのですが、多すぎるということはなかったです。ガッツリ食べたい人は物足りないかもしれません。
個人的には1人で食べるには1人前でも十分で、ご飯も約2膳分来られてしまうと食べきれないのですが、2人で来ていたため残すことなく食べられました。もし行ってみようかなと思った場合は、想定よりも若干少なめの量が1人前、ということを覚えておくと良いかもしれません。
みの家 本店の位置情報
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