2020年、新型コロナがまったく衰えない中、夏向けのマスク商品としてユニクロからエアリズムの生地を採用したマスク、「エアリズムマスク」が発売され大行列と3蜜が報道されていましたが、発売後数日で行列もなく在庫も潤沢な状態で購入できたので使用感レポートをしたいと思います。
サイズはLサイズを買うべき
エアリズムマスクはL・M・Sの3サイズ展開ですが、
- Lサイズ(W: 23.0cm x H: 14.5cm)は大きめではなく普通サイズ
- Mサイズ(W: 22.0cm x H: 14.0cm)は小さいサイズ
- Sサイズ(W: 18.0cm x H: 12.0cm)は子供向け
という意味不明なL・M・Sの規格なので、間違えてMサイズを買わないようにしたいですね。
日本人は自分の体型を普通と思うとMサイズを買うと思いますが、エアリズムマスクのMサイズは普通サイズではなく小さいサイズなので失敗します。店頭でもMサイズが売り切れていてLサイズは残っていました。
実際にLサイズをつけても男性の私からするともう少し大きくてもいいかなと感じましたし、女性がつけてもLサイズで丁度良いとのことでした。エアリズムマスクを成人が買うならLサイズ一択です。
シルキーな生地感で肌触りが良い
今回初めてユニクロのエアリズム生地を触りました。
エアリズムのロゴが書いてあるほうが内側で、肌に触れる面になります。実際にエアリズムマスクをつけてみると肌触りが良くてシルキーな感じ。とても優しく肌が痒くなるような感覚はありませんでした。
耳に掛ける紐はゴムタイプのような伸縮するものではないので、男性の場合はマスクが小さい場合、耳に負担がかかる可能性があります。また顔にマスクの跡が付きやすいと思います。
呼吸をすると内側の生地が張り付く
呼吸をするとエアリズムマスクの内側の生地が口に張り付く感覚があります。エアリズムマスクは3層構造になっていて、その内側の生地が呼吸とともに吸い付く感じですね。
- 【外側】細菌や花粉などの粒子を99%*カットするフィルター
- 【中間】紫外線を90%カットするメッシュ素材
- 【内側】なめらかな肌ざわりエアリズム
この図の「エアリズム素材」の部分が呼吸のたびに口や鼻に吸い付きます。ちょっと走ったりして息切れしたときに呼吸が荒くなると吸い付いて呼吸困難のような状態になります。
顔の輪郭にフィットするからなのかエアリズムマスクの周囲から空気が入り込まずにフィルターを通して呼吸しているからこうなるのかもしれません。だとしたらマスクとしては良いことなのだと思います。
鏡で吸い付く様子を見てみたら、外側も含めてマスク全体がペコペコと吸い付くので、第三者が見ると「めちゃ息切れしてるな」と分かる感じ。ちょっと恥ずかしいかな。
エアリズムマスクは暑い
エアリズムマスクはテレビでもネットでも話題になったので、涼しくて夏向けのマスクなのかなと思っていましたが、実際に使ってみると6月時点でかなり熱く感じました。一般的な使い捨てマスクよりも3層構造の生地が分厚いのでフィルター機能は布マスクとしては最高レベルなのかもしれませんが、その分ライトな感覚でつけるマスクではないなと思います。
しっかりと花粉などを防ぐことができる繰り返し洗えるマスクという印象ですね。
そもそもエアリズムマスクは暑くないマスクとは言っておらず、また涼しいマスクも言っていません。エアリズム素材を使った肌に優しいマスクと考えたほうが良さそうです。
エアリズムとはどんな素材でどんなコンセプトの生地なのか調べてみると、速乾、吸湿、接触冷感、抗菌防臭効果が期待できる生地なのだそうです。確かに手触りは冷たく感じるものの、少し着用していると普通に涼しくなく普通の生地です。
エアリズムマスクは顔に跡が付く
エアリズムマスクを付けていると、数十分の着用でか顔にマスクの跡がつきます。これはエアリズムマスクの耳に掛ける紐部分に余裕がないためです。柔らかいゴム素材ではなく普通の綿素材のため、また顔のラインにしっかりとマスクが当たるためマスク跡がついてしまいます。
これを良いと見るか悪いと見るかでエアリズムマスクの評価は変わってくるかもしれません。
繰り返し洗っても性能はほとんど落ちない
エアリズムマスクは繰り返し洗って使うことができます。洗濯する際はネットに入れて普通に洗えばBFEカット率は95%と花粉捕集率は98%に下がるものの、繰り返し使えるのは魅力的。
何度か洗って使いましたが、洗濯するたびに清潔なエアリズムマスクが繰り返し使えるのでかなりお得感を感じました。私は面倒なので数日使ってから洗っていますが、いまのところ生地が悪くなったりすることなく使えています。
1シーズンくらいなら使えると思うので、在庫を見つけたら購入することをお薦めします。
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