カメラ専用防湿庫を買うほどではないと思いつつ、レンズのカビ防止のために梅雨と夏時期だけでも保管できる防湿庫を100円ショップの道具だけで作ってみました。
シリカゲルの除湿剤の選び方にもポイントがあるようなので備忘録として残しておきます。
自作防湿庫の材料
- ある程度密閉性のあるタッパー
- B型シリカゲル
- 湿度計
すべて100円ショップで揃います。ダイソー、キャンドゥーなどどこにでもあるので最寄りの100円ショップで集めてください。
除湿剤のシリカゲルは裏面を見て「B型シリカゲル」を購入してください。
A型シリカゲルはずっと湿度を吸い続けてしまうのでカメラ防湿庫としては不向きです。湿度がなくなりすぎるとゴムなどの劣化ず進みやすいそうです。
一方で今回自作防湿庫で使用するB型シリカゲルは一定の湿度吸収をしたらストップし、製品説明上「湿度60%にキープ」することになっています。実際には小さなタッパーで使うともっと湿度は下がります。
今回購入したシリカゲルはタンス用なのでこんなに大きいです。
とりあえずこれをタッパーに入れて、レンズを入れて、湿度計を入れて様子を見ます。
タッパーは液体を入れるわけではないので完全密閉でなくてもいいです。
とりあえず蓋をしてある程度密閉できればいいので、どんなタッパーを選んでも大丈夫です。
湿度の状況を見ながらシリカゲルの量を減らす
3Lのタッパーに、まず最初はすべてのシリカゲルを入れました。湿度計を見るとぐんぐん湿度が下がっていき、30度まで下がっていきました。あまり湿度が下がりすぎるのはよくないのでシリカゲルの量を減らします。
10枚から半分の4枚に。まだ30%まで下がっていくのでさらに半分の2枚に減らしました。これでも30%まで下がる。
なので最終的には1枚に減らしました。これで30%を切ることはなく安定した湿度をキープできました。
カメラ、レンズに最適な湿度とは
カメラ関連グッズなどのメーカーによると、「湿度30~50%」が最適だそうです。
あまりにも湿度が下がりすぎてしまっても部品の劣化が進んでしまったりするそうなので、30%を切らず50%前後を上限にしてシリカゲルの量を調整する必要があります。
今回は3Lのタッパーにシリカゲル1個で湿度は35%でキープできました。湿度が上がってきたらシリカゲルを交換します。
シリカゲルは半日の天日干しよって回復し、繰り返し使えるそうなので湿度計をたまに見ながらケアしていこうと思います。
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