4K60P動画と写真撮影のためのSDカードの選び方をまとめてみた

私が撮影で使っているミラーレス一眼のG9 PROでは、6Kフォト静止画と4K60Pの動画を撮影しています。そのため安物のSDカードの場合、記録スピードが出ないことなどから正常に記録されない可能性もあるります。

というわけで改めて6Kフォト高画質写真撮影と4K60P動画撮影に適したSDカード選びのため調べた内容を備忘録的にまとめました。

SDカードの容量と撮影枚数・撮影時間まとめ

G9 PROの動作確認済SDカード一覧では128GBまでの記載だったので、今回は128GBまでの容量にどれだけ写真が撮れるか、動画が録画できるかをまとめてみました。

6Kフォトは1枚あたり約18MB(4Kフォトは1枚あたり約8MB)

2泊のヨーロッパで64GBが満杯になりました。動画はチョビチョビ撮る程度でフルになってしまうので、動画と写真をたくさん撮る方は最低128GBのSDカードを2枚挿して、さらに予備で数枚持っておいたほうが良いかもしれません。

SDカードの記録スピードの違いまとめ

SDカードには記録スピードに差があります。
6Kフォトや4K60P動画のような大容量データをSDカードに記録する際は、記録容量が書き込み容量スピードの上限を超えてしまうと正しく記録されません。

なので、例えば4K60Pの大容量データを撮影しているときに記録スピードが遅いSDカードは使い物にならなくなるということです。

記録スピードの規格

SDカードの記録スピードの規格は3種類あります。

1. SDスピードクラス・・・CLASS⑩で表記。低画質写真で使用
2. UHSスピードクラス・・・U1、U3等で表記。U3は4K動画撮影可能
3. ビデオスピードクラス・・・V30、V90等で表記。動画撮影向け

一覧表で記録スピードをまとめていますが、CLASS⑩は遅すぎて6Kフォトでも厳しいと思います。G9 PROの場合であればまずCLASSは無視して、UHSとビデオの表記だけを見てSDカードを選びましょう。

SDカードの書き込みスピードまとめ

秒間で書き込める容量は最低保障の容量です。なので、CLASS⑩やU1は最低でも秒間10MBのデータを書き込める能力があるものの、たとえ4Kフォトでも正常に記録できない可能性を残しているため、最近の高画質デジカメであればもうCLASS自体を見る必要はなくなっています。

必要なのはUHSとビデオのスピードです。U3かV30以上のものを選べば、G9 PROの6Kフォトや4K60P動画も問題なく記録することができます。ちなみにV60とV90は8K動画向けのハイスピード記録規格になります。

SDカードのラベル表記の見方

SDカードのラベル表面にはそのSDカードがどの程度のスペックなのかをロゴで記載しています。

高スペックなSDカードですね。V90対応なので最低90MB/秒の転送速度を誇り、書き込みでは最大で260MB/秒まで達します。

G9 PROを使って6Kフォトや4K60P動画を撮影する場合はV30、U3程度でも問題ありません。