【レビュー】Laowa 6mm f2 が超広角すぎてヤバかった

【レビュー】Laowa 6mm f2 Zero-D
マイクロフォーサーズの超広角レンズで最広角レンズでもある、Laowa 6mm f/2 Zero-Dを購入しました。

フルサイズ換算12mmという、フルサイズ機で考えても超広角で最広角レンズに相当。しかも魚眼レンズではなく121.9°の超広角画角でありながら、「Zero-D」という極限まで歪みを抑え直線を描き出す通常のレンズであることが凄い。

というわけで作例は色々撮ってから随時追加していきます。

Laowa 6mm f2 Zero-Dのサイズ感

【レビュー】Laowa 6mm f/2 Zero-D
レンズのフィルター経は58mmです。レンズフィルター部分だけ大きくなっていて、レンズ本体部分はかなり小ぶりです。フィルター溝があるので、58mmフィルターをつけることができます。

Laowa 6mm向けのレンズフィルター

【レビュー】Laowa 6mm f/2 Zero-D
58mmフィルターをつけるとこんな感じ。K&F Concept 58mmで反射率0.2%、透過率99.5%の高品質で超薄型のフィルターを購入しました。薄型フィルターなら多少厚みの違いがあるかもしれませんが、ケラレは発生しないと思います。

私が購入した上記フィルターはケラレなしで普通に使えました。

7.5mmとのサイズ比較

重量も188gと軽く、持ち運びはとても楽です。
【レビュー】Laowa 6mm f2 Zero-D
ポケットに入るLAOWA 7.5mm F2 MFTよりも、フィルター部分の広がりがあるため少し大きく感じます。上着のゆるいポケットになら普通に入りますが、スボンのポケットは厳しいでしょう。(LAOWA 7.5mm F2 MFTはギリギリ入りました)

レンズの胴体部分のサイズは同じで、フィルター系部分がケラレ防止のためかかなり大きく取られていて58mmあるのでそこが大きく感じる部分ですね。そのおかげでジャストサイズのレンズフィルターをつけてもケラレなしで使えるので良いです。

Laowa 6mm f2の使い心地

【レビュー】Laowa 6mm f2 Zero-D
電子接点がついているので、カメラに付けてすぐ使えて便利。絞りはカメラ側でカリカリと設定できて撮影がすごく楽です。

F2の明るい状態から使えてボケを活用することもできますし、超広角で室内やビル群を撮るのも良い。このときはF4以降にすると良さげ。暗い場所でなければ無限遠にして基本F4かF5.6くらいにして使うとバッチリ撮れるはず。

【レビュー】Laowa 6mm f2 Zero-D
最短撮影距離は9cmなので、F2で寄って撮り、広く背景をぼかすような撮り方も簡単にできます。

Laowa 6mm f2の広角ゆがみ修正

【レビュー】Laowa 6mm f2 Zero-D
特に木やビル群など垂直に伸びているという常識があるものが写真や映像の両端で歪むと違和感を感じる広角レンズ。これは広角レンズの性質上仕方のないことなのですが、この歪みを極力抑えるのが各社の技術の見せ所であり、今回のLAOWAでは「ZEROディストーション」設計を使い自然でまっすぐな建物やインテリアの撮影が可能とのことです。商品名にあるZero-DはZEROディストーションのこと。

ZEROディストーションの性能がわかりやすい写真は今後撮影してこちらの作例を追加していきます。

映像の手ブレとガンガン進む迫力ある映像

Laowa 6mm f2 Zero-Dの手ぶれ補正

超広角レンズなので歩き撮りなどの手ブレは軽減して見えます。パン動作もかなりスムーズに動きます。

さらにG9 PRO IIからは強力な手ぶれ補正がつき、さらに映像のこんにゃく現象が出ないように設計されているので、Laowa 6mm f2 Zero-Dで手持ち歩き撮りをしてもぐにゃぐにゃすることなく、しかもGOPROなどのアクションカムレベルで手ぶれ補正が効きます。

前作G9 PROの場合はこんにゃく現象が異様だったので使い物になりませんが、新しいG9 PRO IIなら歪みがほぼないので自然に歩いているような手ブレの少ない映像を撮ることができます。

Laowa 6mm f2 Zero-Dの迫力あるスピード感

広角レンズで前進すると左右のオブジェクトがどんどん後ろに流れるように過ぎ去っていきます。これが7.5mmのときよりもスピード感があるように見えます。特に狭い廊下などを普通に歩いて撮影しているだけでも左右の壁がどんどん過ぎ去っていくのでまるで走っているかのように見えます。

しかもジンバルに乗せて、ではなく手持ちあるき撮影で、です。G9 PRO IIとの組み合わせで、それ以外の機材がなくてもカメラとレンズの性能を100%引き出して映像撮影が可能になると思います。

Laowa 6mm f2は広角が欲しい人には必須

Laowa 6mm f2 Zero-Dは広角レンズではマストな1本だと感じました。パナソニック公式のレンズでも広角レンズはあるしオートフォーカスも使えるのでそちらのほうが簡単に何も考えず使えることは間違いないですが、6mmの超広角はLaowa 6mm f/2 Zero-Dだけ。超広角の1mmの差は大きすぎるので、できるだけ広く撮りたいならLaowa 6mm f/2 Zero-D一択でしょう。
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オシオ この記事を書いた人:オシオ
年に数回ガジェットを持って海外旅行へ行くガジェット系日本人。映像はG9 PRO II、ジンバルはOSMO POCEKT3、ドローンはDJI MAVIC MINI3 PRO使用。
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