マンフロットと言えば三脚が有名。実はカメラバッグとしても着実に利用者が増えています。そんな私もマンフロットのカメラバッグ、『MA リアバックパック』を購入し愛用しています。『MA リアバックパック』の何がすごいかというと、ジンバルを解体させずそのままサイドポケットに収納できるところです。
海外旅行先では無駄な組み立てをする手間が省ける上に、バックパック本体のメイン収納部分を開けずともサイドポケットに入ってしまう収納力はさすがだと思います。
ジンバルをそのまま収納できる縦長のサイドポケット
個人的に『MA リアバックパック』の最大の特徴はサイドポケットがカメラバッグ本体の高さ分確保されていることです。なのでいきなりですがここから紹介させてください。
サイドポケットが長い
サイドポケットが縦長で上まで完全にカバーされているため、グリップ部分を連結したまま、しかもこの形のまま長いジンバルをそのままグリップ部分を下にして収納することができます。今回は一例としてZhiyunのCRANE-Mを使いご紹介します。1.7kgまで載せられるジンバルa1000も同じようにここに収納できます。中型ミラーレス用ジンバルならここに収納できると思っていただいて大丈夫です。
このようなサイドポケット、本来は三脚をしまい込む部分に入れていきます。
実際はジンバルが長いためすべてが収まらないんです。この程度であればゴリ推しするほどのバックパックではないのですが、実はこれしっかりと収納できるんです。
このように赤いインナーが広がるため、入り口部分を紐で閉じることができるんです。このように閉じることが出来ると、海外で盗難に合う可能性が低くなります。海外ではスリに合う危険性はとても高いのでかなり重要でしょう。
サイドポケットの厚みを拡張
またこのサイドポケット、ファスナーを上から下まで下げることができ、下げると赤いインナー生地が拡大して収納できるインナーポケットになっていることがわかります。
ここに三脚を丸ごと入れられるようになっているのです。私はジンバルを入れるだけなので拡大はせず使用しています。
ペットボトル収納程度のサイドポケットはジンバル収納に不向き
ちなみに私が愛用しているピークデザインのエブリデイバックパック30Lにもサイドポケットはありますが、バックパックの半分も収納ポケットがありません。
これは三脚の下部分だけ突っ込んで、上に出た部分は紐でくくりつける方法を取っているからです。このタイプだとジンバルをしまうには正直使いにくいです。
マンフロットならポケットが長く設計されているのでいちいち紐を巻いて固定する手間はなく、ズボッとサイドポケットに入れれば終わりです。とても便利ですし、ジンバルのようにグニャグニャ振れてしまうものもポケット内に収まるので安定しています。
実際色々なカメラバッグを見てきましたが、外部ポケットでジンバル専用のスペースを作れるのはマンフロットの『MA リアバックパック』くらいでした。バックパック本体のメイン収納に入れると他に入れているものと干渉してしまうので、『MA リアバックパック』のサイドポケットは本当に重宝しています。
背面開閉のメイン収納部分
カメラレンズなどを収納するメイン部分は背中部分から開閉するポケットの中にあります。
中には取り外し可能なインナーバッグが入っています。メッシュカバーがありますが私は常時カバーは開けて使っています。
このようにインナーバッグは取り出して使うことも出来ます。メッシュカバーなので中身がよく見えて、取り出して使うサブバッグとして使う場合にも使いやすいと思います。
取り出したバックパック側はクッションの厚みがなくなった分、収納力が増えて旅行時に服やその他色々入れやすくなるんですよね。
海外旅行へ行く際のインナーバッグ収納
ドローンとバッテリーを入れる
真ん中にはドローンのMAVIC PROとバッテリー2個を収納するスペースです。
まずバッテリー2個を縦に並べて収納します。
その上から小さい仕切りをかぶせて固定します。仕切りは上下どちらに近づけるのではなく真ん中に貼り付けるのがオススメ。出先でバッテリーを取り出すときはマジックテープはそのままで、バッテリーだけを引き抜くことができます。
その上にドローンのMAVIC PROを置けば完成。この重ね収納によってMAVIC PRO本体が収納部の高さギリギリということで蓋を閉めてしまえば飛び出すことはないのです。
コントローラーは左側に入れて終了です。
横からカメラなどを取り出すサイド開閉はできない
ピークデザインのエブリデイバックパックのように、横から開けられるジップ開閉はできません。個人的に重たいカメラバッグを肩にかけたまま前方に持ってきて出し入れするのは厳しいのでエブリデイバックパックでも使っていないため、この点は特にマイナス要素として考えることもありませんでした。
上部収納部はサブ収納ではなくメイン収納としても使える
上の収納部分は下の背面収納とは完全に独立したエリアになっていて、取り出したいものをサッと入れるのに最適です。
意外と高さのある収納スペース
私は移動時などカメラにレンズをつけたままここに入れています。ここには小物をゴチャゴチャ入れるのではなく、縦長のものを入れると良いと思います。例えば海外用WiFiルーターも縦に収納できます。
レンズをつけたままのカメラを入れたりすることが多いですね。
壁面部分の小物入れ
壁面部分にはまず2分割されたオープン収納があります。ここはパスポートを縦に入れることができます。
もう一方は外貨紙幣を数種類とキャッシング用のクレジットカードを入れています。文字通りサッと取り出したいというシーン用に利用している感じですね。
さらに小さなSDカード用収納があり、SDカードケースは不要になりました。収納占有スペースが少しでも減るのでこれは嬉しいです。
さらに反対側にはジップのついた横一面収納があります。ここには日本で使用している長財布や航空券のボーディングパスを入れ、レシートなどもここにまとめて入れてジップしています。
ノートパソコン収納部分
ノートパソコンは前面部分にあります。外面カバーでコンパクトになっていますが、これを外すことでガッツリと入り口を開くことができます。パソコンのサイズは15インチくらいなら余裕です。
当然手ブレット端末も同時に収納することができます。
浅いシークレット収納
A4書類が収納できる程度の浅めの収納が外面カバーの内側についています。ファスナーが見えないようになっているのでややシークレット感のある収納スペースになっています。
私は航空券予約の旅程表やホテル予約表をA4でプリントアウトしているもの、るるぶなどのガイドブックをここに入れています。すぐに取り出せるのもポイント高いですね。
上下スペースが完全分離ししているのが良い
『MA リアバックパック』は上部の収納と下のメイン収納部分が完全に分離しているところが使いやすいと感じています。
背面部分がフルオープンになっているカメラバックだと細かいものを入れたり、ちょっと開けて取り出したり、ということができません。結局カメラバックを置いてジーッとジップを開けて大き蓋を開けないと中身が見れないし取り出せず不便です。
その点、『MA リアバックパック』は下部分だけ背面フルオープンになっており、ガッツリ撮影関連のものは下に入れてそのときだけ開閉。海外旅行先でサッと取り出すためのものを上に入れて手軽に取り出せるものを完全に分けて収納できるため煩わしさが軽減されています。
MA リアバックパックがない場合でも、マンフロットのカメラリュックはサイドポケットが長く作られているものがあるので、そこにジンバルをそのまま収納することができる商品があります。他のカメラリュックにはない特徴なので、ジンバルをどうやってバックパックにしまおうか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
Tweet
シェアしていただけると嬉しいです