輸入の際に利用されるDHLの配達が日本国内に入ってから届くまでの工程で疑問点が多かったので実際にDHLに問い合わせて聞いてみました。
カスタマーセンターの方はとても感じが良くて丁寧でした。何度か問い合わせていますが毎回とても丁寧だと思います。
DHL自体の配達時間は厳密に決まっていない
都内などでDHL自身で配達できるエリアである場合、固定の配達時間は決まっていないようです。
その理由は、集荷や配達などの状況によってすべての時間が一定にはならないからだとか。
DHLの公式サイトにも明確な配達時間や再配達時間の記載がないのは状況によって配達時間を明確に伝えられないからだと推測します。
集荷や配達する荷物が少なければ早い時間帯に届くし、配達する荷物が多ければ夕方や夜になってしまうこともあるそうです。
少ないドライバー、トラックで広範囲に配達する限界がここにあると思います。国内配送業者のようにはいかないのは理解できます。
DHLは他社の配送業者に依頼することが多い
国内のDHLの物流網では全ての荷物を捌ききれないことから、国内の提携している配送業者に荷物を引き渡して配達してもらうことが多いです。ここで委託される配送業者は佐川急便やCBクラウドという配送業者です。
DHLの追跡ページで「国内の配送業者へ引き渡し」というステータスが出ている場合は確実に他社に委託して配達してもらっています。
この時点からDHLのサイトから配送状況を確認することはできなくなります。もし国内の配送状況を確認したい場合は、DHLのカスタマーセンターへ電話してDHLのトラッキングナンバーを伝えると委託先業者で発行されたトラッキングナンバーを教えてもらえます。
「国内の配送業者へ引き渡し」が表示されないケースがある
DHLの追跡ページでステータスが単純に「配達中」の場合はDHL本家が配達していると思われます。
しかし、実際には佐川急便やCBクラウドが配達するケースがあります。その理由はステータス反映はリアルタイムではなく、数時間の誤差が生じているからです。もし委託先に引き渡していた場合はその後ステータスが変わるそうです。
DHLの時間指定はできない
DHLでは時間帯指定配達は受け付けていません。できたとしても「午前中」とか「午後」とか大まかに希望を伝える程度で、午前で依頼しても荷物の量によっては午後にずれ込むこともあります。
確実な配達時間を指定したい場合は、委託業者に荷物を引き渡してからの配達になります。その際は委託業者が配達する時間帯の中から時間指定ができます。まずはDHLへ電話して時間帯指定したい旨を伝えると、翌日以降の日程で時間帯を指定できます。
委託業者へ荷物を引き渡す時間が必要なので当日の時間帯指定はできず、翌日以降になります。時間帯指定したい場合は届くのが最低1日は遅れることを理解しておきましょう。
DHLの国内物流網の限界
国内の配送業者とは違うざっくりとした感覚があるDHLですが、それは海外仕様のサービスを国内に持ち込んでいるような、所謂「強気営業」というわけではなく、単純に国内の物流力が弱いだけなんだと思います。(家具のイケアとかはけっこう強気な感じしますけどね)
国際配送自体もかなり早いですし、国内に入ってきてからの配達も都内ではまったく問題ないレベルだし、個人的には現状で問題ありません。が、関税の支払手数料1,100円はぼったくりすぎるのでもっと安くしてほしい・・・。
可能ならDHL本家の配送でもある程度の時間指定ができたほうが、不在時の無駄な再配達の手間とコストはかからなくなるので良いと思いますけどね。
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