ヤフオク、メルカリ、ラクマなどの個人間取引の際に、ガラスが使われている家具の配送を主な配送業者は取り扱ってくれないことがわかり、色々と苦労して配送した経験をシェアしたいと思います。
ガラスのある家具は配送できない
家具の一部もしくは全部にガラスが使用されているものは、ヤマト、佐川、日本郵便などの配送業者は受け付けてくれません。
理由は破損の可能性があるから。
昔はガラス製品を受け付けてくれていた時期もあったそうですが、ヤフオクやメルカリの普及により、配送中の破損にクレームが多すぎて受付自体を取りやめたとのこと。理不尽なクレームを入れる輩も多いのでこれは賢明な判断ですね。
しかしヤフオクやフリマアプリでガラス付きの家具が売れたあとに配送できないことを知る人が多いようなので、私が試行錯誤してようやくガラス付き家具を配送した体験談を残しておきます。
ガラス家具を受け付けていない業者、断念した業者
私が実際に電話して確認し、ガラスの家具の配送を断られた業者をまとめました。特にメルカリのQ&A掲示板でもよく話題になる業者なので、実際に問い合わせた結果をここに残しておくので参考にしてください。
SGムービング(佐川急便グループ)
佐川の引っ越しサービス、SGムービングです。引越しサービスなので、ガラスを使用した家具ももちろん運んでくれますが、配送サービスではなく引っ越しサービスになるため、「関東近県でも5万~かかる」と言われ断念。
赤帽
安く依頼できそうなイメージの赤帽でもガラス製品の家具は引き受けていないという解答でした。引っ越し業務でもガラス製品の配送ができないのは驚きですね。
飛脚ラージサイズ宅配便
幅、奥行き、高さの合計が260cmまで対応の佐川配送サービスです。このサイズ範囲内なら、ガラス製品は通常料金より2割増しになりますが受け付けてくれます。小さいセンターテーブルなら範囲内になるでしょう。
ただし、ただの配送業務となるため、梱包はこちらでしなければなりません。ガラス製品の場合は輸送中の破損の可能性が高まるため、発送準備で消耗しそうですね。とは言え配送費用は引越し業者に依頼するよりも断然安いです。
私の場合は180cm幅のテレビ台で、本体サイズの3辺の合計が270cmだったので断念。
私が辿り着いた、ガラス付き家具配送OKな配送業者
個別運搬業者
ガラス製品でも搬送することができる、個人事業のような配送業者もあります。大抵グーグルの広告を出しているので見てみてください。
今回配送を区間が、東京と隣接県という距離感で17,000円ほどでした。
ただし、このような業者さんはドライバーひとりで業務すべてを行っているので、搬出も搬入も手伝う必要があります。特に私の180cm幅のテレビ台は確実に手伝う必要がありました。
引越し業者に単品依頼
引越し業者は大型家具でもガラス家具でも配送してくれます。オークションで売却したことを伝え、自分の家から他人の家に持っていく依頼でしたが、これも可能だそうです。
しかし主な引越し業者は1品の配送でも引っ越し扱いになって、関東近県であっても5~6万はするからまず予算オーバーになると思うと言われしまいました。
そんな中、たまたまヒットしたのがムービングエスさん。ここは「混載で日程が合えば安くできそう」ということで、配送業者並の価格で請け負ってくれました。ここでは価格は出さないほうが良いと思うので伏せておきますが、担当の男性(Sさん)がとても親身に対応してくれて好感が持てました。
ムービングエスさん以外の引越し業者でも同様に混載で配送方面が同じ場合だと、もしかしたら安く請け負ってくれる可能性があるのではと思います。
ガラス製家具を引越し業者に依頼したときの流れ
事前準備
まずはオークションで販売したこと、配送依頼したい商品の概要、こちらの住所、相手方の住所を伝え、安くできる日程を聞きました。その日程に売り手・買い手共に予定を合わせました。
配送価格について買い手の承諾が得られてようやく配送契約確定の連絡を入れました。あとは配送日に担当者がうちに引き取りに来るのを待つだけでした。
配送当日
当日は作業員2名が来てくれました。梱包もすべてやってくれて、安全に運び出してくれました。いくつかの書類にサインし、現金で配送費用を支払ってお願いしました。その際に買い手の住所を改めて確認し、間違いがない上で配送は完了。
その後、買い手自宅まで届けてもらい、完了です。その日のうちに受け取り完了通知が来て今回のガラス家具の売却、配送が終わりました。
ガラス家具の配送に関しての結論
出品時の注意
まずガラス家具を出品する際は必ず自宅まで引き取りに来てくれる人だけを対象にすること。配送しようと思わないほうがいいです。そして「商品引取のみ受付」などの注意文は本文記入欄の一番上に記載し、必ず目に入る箇所に記載すること。
ヤフオクは配送方法を必ず選択しないといけないので、できればメルカリかラクマで出品して、配送方法未定を選んでおくのが無難です。もしくは買い手負担にするか。買い手負担にしても普通の配送業者は運んでくれないので注意が必要です。
配送についての注意
配送は大型家具であれば確実に引越し業者に混載で運んでもらうことになると覚悟すること。ガラス製品の場合、費用はヤマトがサービス提供するらくらく家財宅急便の3~4倍はかかることを覚悟すること。
引越し業者でも安くできるシーズンと繁忙期があり、土日祝日は料金が上がるので売り手と買い手のスケジュール調整など、やり取りがとても大変です。人によってはとても面倒な相手だったりするので、ここは注意。私はとても良い相手だったのでお互い気持ちよく取引を終えられましたが・・・。これは売り手・買い手ともに運が良かっただけです。
ガラス家具を出品して売却した感想
とりあえず、ガラス天板とかガラスショーケースはそもそも買わない。そして出品しても引き取り専用で出品することになるので買い手側もある程度絞られてしまい、確実に売れるかどうかは未知数です。
実はガラス製品ではないソファ2点も同時期に売却しました。このときはヤマトのらくらく家財宅急便を利用しました。
自宅まで引き取りに来てくれて、梱包もしてくれるの、配送料は13,000円ほどと格安です。そしてトラッキングもついているので配送状況もわかります。買い手の自宅で設置までしてくれるのでとても良いですね。
ガラス製品の家具の配送がいかに大変か、よくわかりました。
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