ちょっとしたお出かけ用に買ったつもりのエブリデイスリング3Lが、現在ではちょっと出かけるときにカメラ機材をしっかり詰め込んで持ち運び、レンズ交換も爆速でできる最強カメラバッグとして活用することになったので、詳しくご紹介していきます。
なぜ単純なお出かけバッグから最強カメラバッグに昇進したかというと、エブリデイスリング3Lはエブリデイバックパック30Lにピッタリ入ったからです。
エブリデイスリング3Lのスペックを確認
ここでEveryday Sling 3Lのサイズ感などスペックを確認しておきましょう。
エブリデイスリング3Lのスペック | |
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カラー | ブラック、アッシュ |
容量 | 3L |
外寸 | 30cm x 24cm x 19cm |
内寸 | 25cm x 19cm x 17cm |
重量 | 550g |
付属品 | 内部仕切り1枚 |
価格 | $79.95 |
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スリングバッグは小さい方が使いやすい
まず大前提の話です。片方の肩に下げるスリングバッグスタイルは、大容量になるほど肩に負荷がかかり後ろから前に持ってくるのもいちいち大変になります。そのためできるだけ小さく軽量であるほうが日常的には使いやすくなります。
というわけで今回購入したエブリデイスリング3Lは小回りの効く小型バッグとして購入しています。ガッツリカメラやレンズ、撮影機材を入れて運ぶなら最低でも5L、できれば10Lを選んでください。3Lはカメラとレンズ程度しか入らずガチ系のカメラマンには不足でし、ギリギリ押し込むような使い方に適したサイズではありません。
エブリデイスリング3Lの全景レビュー
外観
エブリデイスリング3Lは本体だけで直立します。荷物の出し入れが楽になりました。ぎっしりモノを詰め込むとバランスを崩しますしそもそも重くなってはスリングバッグの意味がなくなるので、お出掛け小物を入れる用途として考えるのがベター。
メイン収納のジッパーはこのように下まで完全に開きます。パックリと開くので小さいかばんではありますがモノの取り出しはしやすい感覚ですね。
後ろ側のハンドル部分は旧エブリデイスリングとは違いレザーではなくナイロンになりました。ここはレザーが良かったなと。ほかのカラーもすべて同様のナイロン仕様です。
余ったショルダーストラップも背面にしまうことが出来ます。余った部分だけでなくショルダーストラップ自体をここに入れることも出来て、その際はハンドル部分を持ってシンプルにハンドバッグのようにも使えます。
両サイドにピークデザインのキャプチャー固定ベルトがあります。バッグ内に入れなくても小型のコンデジならここに外付けできるのは良いと思います。
バッグの下にはフックをかける部分があり、ストラップを使って三脚に縛って持ち運んだりと拡張収納が可能です。
こんな感じです。ただ、ミニサイズのエブリデイスリング3Lでこれを使うことはまずないかなと。エブリデイスリング3Lは特にこのコロンとした丸くかわいいシルエットが特徴だと思いますし私はこれが好きなので、エブリデイスリングに収納できるものだけを持って利用したいと思っています。
ストラップと本体はこのような回転機構で接続されているので、バッグを後ろから前に持ってきたときなど、常にバッグが自分の顔に向かって真下に位置するようになるため中身の取り出しがとても楽になります。これは旧エブリデイスリング10Lからエブリデイバック30Lまでピークデザイン製品に作用されている機構でとても使いやすいです。
エブリデイスリングの底面はこのように大きく取られているため直立姿勢を維持できるんですね。つなぎ目などが見えずコロコロしたこの雰囲気がピークデザインのスリングバッグのかっこよさでしょう。とても気に入りました。
エブリデイスリング3Lの収納力レビュー
エブリデイスリング3Lは正直かなり小さくたくさんのものを詰め込むには向いていませんが、収納スペースのレビューと大きめのカメラとレンズを入れてサイズ感を確認してくださいね。
メイン収納にはディバイダーが1枚付属しています。内部の両サイドには伸縮するゴム生地のポケットがあります。ここに予備バッテリーを入れたりする人は多そうですね。
ディバイダーは下部分がまっすぐになっていてスリングの底面にぴったり着くようになっています。素材も旧エブリデイスリングのディバイダーよりも柔らかめです。
蓋部分のジッパーを開けると浅めのポケット収納があります。SDカードなどを入れる部分ですよね。ポケットは3つあります。エブリデイスリング3Lが小さいので蓋部分の面積も小さく収納スペースはとても小さく少し使いにくいかな。ガチでカメラ用スリングバッグとして使うなら3Lよりも大きな10Lが収納力3倍でお薦めです。
外ポケットは浅め。男性の一般的な手の大きさの指が入る程度です。長財布よりもスマホやレシートなどをサッと入れる程度と考えておいたほうが無難です。当然サイズの大きなエブリデイスリング10Lなどは収納力が大きくなりますよ。
この外ポケットは取り出しにくさはあるものの、このようにジップ部分がカバーリングされるのでジップを締め忘れてもある程度落下防止になりますし雨が降っても中に雨水が入ることを防げます。
少し大きめのカメラ、パナソニックG9とレンズを入れてみる
収納スペースの大きさを体感してもらえるように、少し多めのミラーレス一眼のパナソニックG9 PROとパナライカのレンズを入れてサイズ感を確かめてみました。
どちらのレンズもスッポリと入りました。特にパナライカ50-200mmが上蓋に干渉することもなく余裕あるメイン収納に驚きです。どちのレンズも両脇にスペースがまだあるので、ここにDJIのOSMO POCKETなどを入れたりすることもできそうです。
パナソニックG9 PROもレンズ付きで入れてみると、当然スッポリと入ります。このように横に入れるとグリップ部分を掴んですぐに取り出して写真や動画を撮影できるので便利です。
レンズを下に向けて入れるオーソドックな入れ方でも問題ないですね。ただしレンズ2本はさすがに入らないですね。ここにならディバイダーを左側につけて短いレンズを入れるなどの組み合わせがベストでしょう。
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エブリデイスリング3Lをエブリデイバックパック30Lに入れる
私はエブリデイバックパック30L V1を使用しています。ここの上部にエブリデイスリング3Lがぴったり入ってしまって感動しました。そして海外での撮影の鉄板の組み合わせとなってしまったのでシェアします。
しまうのはエブリデイバックパック30Lの最上部です。
エブリデイスリング3Lをエブリデイバックパック30Lに入れる
横から見るとこんな感じ。
ここに入れるために作られたと言っても大げさではないサイズ感とフィット感。色もV1とV2でそこまで違いがないのが良いです。
ちなみにエブリデイスリング3Lを入れた上部スペースにはこれくらいスペース、隙間が空いています。実は上部スペースギリギリで入れているわけではなく、隙間があるので上部カバーは余裕に閉じれるんです。
エブリデイバックパックの蓋は一番小さく閉じるのがデザイン的にベストですよね。このスペースにエブリデイスリング3Lを入れられても蓋が全然閉まらないんじゃ見た目が悪くなるので、この上部スペースの空きとエブリデイスリング3Lのサイズ感がベストマッチしたのは奇跡的だと思います。
恐らくピークデザインが意識的にこうしたわけではないと思います。そしてエブリデイスリング5L V1や6L V2だとここには入らないんですよね。エブリデイスリング3Lは絶妙なサイズなんです。
上の蓋を開けるとエブリデイスリング3Lはここまで余裕あるサイズ感です。
上から入れるのもスッポリ余裕で入るし、取り出すときも簡単です。
エブリデイバックパックは上部にいくにつれて口が大きく開くようにデザインされているのでバッグインバッグがしやすいんですね。
ちなみにサイドアクセス部分からも取り出し可能。ここは少しきついかな。仕切りをもう少し下にずらせば簡単に取り出せますね。
メイン収納をギリギリにまで広くとりたいので、私はこれくらいの位置に仕切りを固定し、蓋とエブリデイスリング3Lが干渉しない程度の位置で仕切っています。
エブリデイスリング3Lを入れた状態でこれですよ。ここにスリングバッグが入っているなんてわからないほどサイズがフィットしているんです。
はみ出すことがないのがすごいですよね。
蓋を閉じても美しいデザイン曲線を損なわないフィット感
ジップを閉じたても当然自然です。キツキツでパンパンに張っている感じがしませんよね。
蓋は最小サイズにまで閉じられるのでエブリデイバックパックの美しい曲線を損なうことなく収納できます。
どの角度から見ても美しく、エブリデイスリング3Lをバッグインバッグできて感動しています。
エブリデイスリング3Lをバッグインバッグして海外旅行へ行く理由
- エブリデイバックパック30Lに全ての機材を入れて観光は重すぎてキツイ
- エブリデイバックパック30Lは重くなるとレンズ交換が大変
- 歩きながら簡単に何度もレンズ交換したい
- 食事に行くくらいの外出でもレンズやDJI POCKETなども持っていきたい
ちょっと出かけるときに身軽に持ち出せるのがスリングで、既にエブリデイスリング10Lを持っていましたが、それでも大きく重くなってしまうので、今回エブリデイスリング3Lを購入したのです。
持っていきたいものを詰め込んだ上に小さく軽量である必要がありました。
そしてエブリデイバックパック30Lはスライダー、ドローンなども入れて、すぐ取り出したいレンズやパスポートなどはエブリデイスリング3Lに入れて別持ち。帰国して帰宅するときはエブリデイスリング3Lをエブリデイバックパック30Lにバッグインバッグして持ち帰る。こんな感じ。
飛行機の機内ではパスポートやペンなどを入れたエブリデイスリング3Lだけ手元に置いておいて、エブリデイバックパック30Lは頭上の収納に入れてしまいます。
私の海外旅行の機材運びはこんな感じ。サイズの違う2バッグで活動するのが最も効率よく体への負担も少なく済んだんです。
海外旅行へ行く際のエブリデイスリング3Lに収納しているもの
- 交換レンズLEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2
- DJI POCKET
- DJI POCKET NDフィルター
- パスポート
- キャッシング専用クレジットカード1枚
- モバイルバッテリー
- USBコード
- 予備SDカード2枚
- 予備バッテリー2個
- ボールペン
私が使用しているカメラはG9 PROです。サイズ的にここには入らないのでずっと手持ちか、両手を使いたいときはキャプチャーに一時的に固定して手ぶら状態を作っています。カメラは常に写真・動画が撮れる状態のほうが素材をたくさん撮れるので収納できなくても問題ないかな。
交換用のレンズを仕切りの上に乗せ、横にあるゴムポケットの中にDJI POCKETを入れています。どちらもすぐに取り出しやす位置に置いています。レンズの下のスペースは何かあったとき用に空けてあります。
左側にはモバイルバッテリーが入っていますが、これは外ポケットに入れているのでこちら側は常に空けてあります。外出時に何か物が増えたらここに放り込んでいます。
仕切りで仕切った反対側にはピークデザインのトラベルバッグ向けとして販売されている小物入れを2枚貼り付けています。
ここにパスポート、もう一方にキャッシング用のクレジットカードを入れて仕分けています。
これはカメラバッグシリーズには付いていないので知らない方がほとんどだと思いますが、トラベルラインの収納オプションで購入できます。
裏面にマジックテープがついているので、バッグの中に貼り付けて固定して使うことが出来ます。広いスペースに貼り付けて細かい仕分けポケットを作り出す事ができるのでカメラバッグをたくさん持っているなら何枚か購入することをオススメします。
ここにはSDカードなどを入れられるようになっていますが、取り出しにくいと思うので、私は薄いものを入れる単なる仕分けポケット収納のような使い方をしています。
蓋の内ポケットは浅すぎて収納できるものが限られています。ここにペン、SDカード、DJI POCKET用のNDフィルターなどを入れています。
これだけあればほぼ大抵の撮影ができます。コンパクトで最軽量のガジェット装備が完成しました。空港から海外の現地ホテルまではバックパックとスリングを持って、ホテルについてドローン等を使わないならスリングだけを持って出掛けます。
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