エブリデイバックパック30Lをメインバッグにして、エブリデイスリング5Lにカメラ機材を入れて外出する機動性の高い海外撮影環境を整えてみました。
ちなみにピークデザインのエブリデイシリーズは既にV2を発売しており、V1はセールをして終売になってしまったのでほぼ未使用品のエブリデイスリング5Lをフリマアプリで購入しました。ぴったりエブリデイバックパック30Lにもバッグ・イン・バッグで収まりました。
エブリデイスリング5L V1の収納力
エブリデイスリング5Lには小型のカメラとレンズなら余裕で入りますが私が使っているLUMIX G9 PROだとけっこうギリギリのサイズ感です。
中身はこんな感じ。
蓋の内側にあるポケットはファスナーで閉じることができる薄手のポケット収納。メイン収納と両サイドに伸縮するゴム状のポケットが1つずつ、そしてタブレット収納があります。
ピークデザイン独特の折り紙スタイルの仕切りが2枚ついています。形状はそれぞれ違い、折り曲げるとこんな感じ。今回私は上まで壁がある右側の仕切りだけを使い、左の仕切りは使っていません。
エブリデイスリング5Lに入れているもの
- LUMIX G9 PRO(カメラ)
- 単焦点レンズ12mm F1.4(カメラに固定)
- 単焦点レンズ42.5mm F1.2(交換用レンズ)
- G9 PRO予備バッテリー2個
- DJI POKECT
- DJI POKECT(NDフィルター)
- モバイルバッテリー、USBケーブル
- パスポート
- キャッシング用クレジットカード
- ペン
- レンズクリーナー
これらの撮影機材と貴重品をエブリデイスリング5Lに入れて、常に身につけて観光に出ています。エブリデイバックパックだと大きくて重くて常に持ち歩くのは厳しいんですよね。身軽な状態で歩けて、即レンズ交換ができる小型スリングはとても便利です。
エブリデイスリング5Lの収納例
左側の伸縮ポケットに予備バッテリーを2個、仕切りの前に交換レンズ、壁に別売りのポケットをつけてクレジットカードをつけて入れ、右の伸縮ポケットにDJI OSMO POCKETを入れました。
空いている右側にはG9 PROを横にして入れることが出来ました。エブリデイスリング5Lにギリギリカメラ本体が入るとは思いませんでした。
蓋の内側のポケット収納には小さいポケットにSDカード数枚、DJI OSMO POCKETのNDフィルターを収納。外側にペンとレンズクリーナーの布を入れています。昔ならSIMカードなどもここに入れるのが便利だったかも。今は国内SIMを海外でそのまま使えるから不要ですけどね。
ここにパスポートも入れることが出来ますが、硬いものを入れると蓋の柔らかさが損なわれてしまいます。
蓋を外側から見てみるとこんなカーブになっているんです。
ここのカーブがでなくなるとファスナーがスムーズに閉じにくくなるんですよね。こんな感じなので蓋内側の収納は使いにくいとは思いますが、SDカードなどバラバラに散らばると面倒な小物を入れるには便利だと思います。
そんなパスポートはタブレットスペースに入れています。マグネットでピタッと閉じるスペースなので飛び出たり落ちたりすることはないと思います。
ちなみにここのタブレット収納スペースは厚みがありません。隙間に入れる感じ。なので厚みのあるタブレットを入れるとメイン収納のほうに厚みが飛び出してきます。ここにタブレット入れるとメイン収納が狭くなって恐らくG9 PROが入らなくなるはず。
外側のポケットは僅かに外側にせり出してくれるので、内側メイン収納を圧迫しにくいです。そのため厚めのモバイルバッテリーとUSBケーブルを入れることが出来ました。これはよかった。エブリデイスリング3Lの外側収納には厚みがないのでこんなモバイルバッテリーは入らないんです。
閉じるとこんな感じ。ピークデザインの美しいフォルムは崩さずにしっかり必要な撮影機材が入りました。
たくさん詰め込むことは害になる
ピークデザインのスリングやバックパックにはたくさんのものを詰め込めたという動画が多い気がしますが、多く詰め込みすぎると中身の破損などもありますし、何よりも重くなりすぎて数時間持ち歩くのがきつくなります。できるだけ身軽にするのが良いことは機材を担いで数十回海外旅行をしていて痛感しています。
今回のエブリデイスリング5Lは必要最低限の機材と貴重品を入れて身軽に持ち出せる装備となりました。カメラも入りますし、何か小物を買ったらカメラは首掛けしてその空いたカメラスペースにポッと入れておくこともできます。できるだけ重くしないことは大切だと思います。
エブリデイスリング3L V2とエブリデイスリング5L V1を簡単に比較してみる
わざわざ未使用中古として購入した旧作エブリデイスリング5Lとは別に、エブリデイスリング3Lも買って使っていました。レビューもしているのでぜひそちらも見てみてください。
今回収納した同じ装備を3Lにも入れることは出来ますが、残念ながらカメラはギリギリ入りませんでした。そんな3Lと5Lのサイズ感の違いと、なぜ3Lを持っているのに古い5Lを買ったのかについても書いていきます。
左が3Lで右が5Lです。公式サイトには外寸で横幅1cm差ですが、見た目は5Lのほうが一回り大きく見えますね。
左の3Lは外ポケットがパンパンに張っていてゆとりがないのがわかりますよね。右の5Lはシワがあってものを入れると外側に盛り上がるようなマチがあるんです。これは明らかに5Lのほうが使いやすいです。3Lはレシートや薄いパンフレットくらいしか入りません。
真上から見ると5Lのほうが厚みがあって全体的にもかなり大きく見えます。ちなみに旧5L V1のレザーのハンドルが好きです。V2になってからレザーの高級感というか質感がなくなったのは残念です。
使用感が大きく変わるのがこのファスナーの開きの大きさですね。5Lは大きく口を開くような作りになっているのでガバっと中身を取り出すことが出来ます。
3Lはファスナーを開くとがま口のように開くのですが、開く広さが小さいのでレンズの付替えの際とかもちょっと狭い感じ。5Lのほうはかなり大きく開くので中の物を取り出しやすいししまいやすいです。
エブリデイバックパック30Lにエブリデイスリング5Lを入れてみる
私の本来の使い方であるバッグインバッグをやってみます。5Lは大きくてギリギリ入らないんじゃないかと思っていました。
上から入れるとこんな感じでギリギリ突っかかってしまいなかなか入りません。
3Lなら余裕で入ります。これはすでにこのように使用していたので、同じように5Lも入ればいいんだけど、と期待していました。
そして5Lは斜めにして入れると3Lと同じように収納は可能でした。
エブリデイバックパック30Lの上部にぴったり収納できました。
横は完全にしまいきれていませんが、ファスナーは閉じるので問題なくバッグインバッグできそうです。
蓋を最小サイズで閉じるとこんな感じ。3Lに比べると明らかに5Lの横幅は大きいですが、厚みはエブリデイバックパック30Lにピッタリのサイズ感でした。
サイドアクセスから出し手入れしたほうがスムーズにできます。
スリングを入れるとエブリデイバックパック30Lのメイン収納はここまで圧迫されますが、実はエブリデイバックパックの上部スペースにレンズもカメラもすべて入っているので、これら以外を入れるとするとドローンくらいなので余裕のスペースが空いたと思います。
空きスペースを立てに2分割して左右に分けること、上に乗っかるエブリデイスリング5Lの重みで最上部の仕切りにかかる負荷を支えるためにも、仕切り上部を折り曲げて上部の仕切りにかませるようにして縦に固定してみました。これでエブリデイスリング5Lを支える仕切りを補強した感じですね。
実はこの折り曲げて縦に仕分ける仕切りによって、背面から潰れるような圧力にも耐えられる支柱が縦に入ったことになるので強度が増しています。個人的にこの仕切り板の使い方は好きでよく使っています。
海外旅行のときの機動力の高いエブリデイスリング5Lの環境が整った
これで撮影機材と貴重品をまとめて軽量化し、機動力を高めたスリング環境が整いました。3Lのスリングだとカメラ本体が入らないので5Lに買い替え、これがバックパックに収まったのが良かったです。
機内で過ごすときもエブリデイスリング5Lだけを座席に持ってきてエブリデイバックパック30Lは頭上にしまいます。
ちょっと夕食を食べにいくときもこれだけ持っていけばレンズ交換して最適な画角でサッと撮影したりできます。さすがに常に重くて大きなバックパックを持ち歩くのはきついですから。
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