【関税・消費税】ピークデザインの輸入でかかる関税と消費税

アメリカの大手カメラ系通販サイトB&Hでピークデザインの廃盤になったエブリデイシリーズV1のジェットブラック一式を43,000円分、送料込みの価格で輸入してみました。

その際にかかった関税と消費税についてまとめておきます。

16,666円以上のカメラバッグには関税がかかる

今回は商品価格が約38,000円、送料を含め総額43,000円です。16,666円以上は関税と消費税のの支払いが必要になります。しかもB&Hの配送はDHLを利用するため、悪名高きDHLの関税・消費税の「立替納税手数料」1,100円も上乗せで請求されます。

商品が到着する前にいくらくらい掛かるか試算してみました。

購入金額に0.6掛けしたものに税率がかかります。本来は購入金額に対してかかるものですが、配送費用も含めて計算されることもあるらしいので、今回は支払額が多めになってしまいますが、支払総額に対して計算しました。

■支払代金43,000円
関税・・・43,000円×0.6×10%(税率)＝2,580円
消費税・・・43,000円×0.6×10%(税率)＝2,580円
立替納税手数料・・・1,100円
合計・・・6,260円

想定では6,260円となりました。

B&Hの事前税金支払の金額は$85.89、9,482円と表示されていた

B&Hは代金支払い時に、税金も想定額を計算して商品代金と合算し支払うことができるお手軽支払いサービスのようなものがあります。

今回の商品代金$351.85に対して事前支払金額は$85.89でした。

なんと税金を事前に支払うと9,482円と計算されていました。事前に支払うか、商品到着時に配送業者に現金で後払いするかは決められるので、今回は後払いにしました。

最初に計算した想定金額だと6,260円を支払うことになりそうなので、明らかに後払いのほうがお得になりそうです。

それでは実際に商品が到着していくらの請求が来たのか、下にまとめました。

なんと2個口に分けて発送してくれた

今回はなぜか2個口で発送されました。1つ目がエブリデイバックパックのパッケージ、2つ目がスリング＆ポーチのパッケージです。最初にエブリデイバックパックのパッケージが発送され、1日遅れでスリング＆ポーチのパッケージが発送されました。

同時に発送すればいいのに、なぜか1日違いで発送したのは税金がかからないスリング＆ポーチをわけて発送した可能性が考えられました。

バックパックには確実に関税がかかる

バックパックは219.95ドル、24,968円なので確実に関税と消費税がかかります。
関税が1,498円、消費税が1,498円、立替納税手数料が1,100円、合計で4,100円くらいかな。配送料含まず購入金額に掛かってくるなら。

スリングとポーチは合計しても120ドルほど

スリングとポーチは合計130ドルほどなので、恐らくこれだけで通れば関税も消費税もかからないはずです。B&Hがあえて関税がかからないギリギリで送ってくれたとしたら嬉しいですね。

配送費用は当初のまま約40ドルで変更なし

1オーダーで2個口ですが、それぞれ別々の日に発送になったにも関わらず、配送費用は当初のまま約40ドルで変更ありませんでした。自宅への配送はどちらも土日を挟んで月曜日に同時に届けられました。だから1回の配送費用で済んだのかな！？

【結論】関税・消費税・立替納税手数料は3,600円で済んだ

エブリデイバックパック30L

まず最初にエブリデイバックパック30Lが日本の税関を突破。するとSMSとメールで「輸入関税・消費税の支払い依頼」が届きました。

輸入関税・・・1,400円
輸入消費税・・・1,100円
立替納税手数料・・・1,100円
--------------------------------
合計　3,600円

1個口になったときに改めて計算した費用は4,100円くらいを考えていたので、大体同じくらいですね。試算より高くなければOKです。

金額が書かれたお知らせメールに記載のリンクからDHLのサイトへ飛んでクレジットカードで事前に支払いが可能です。

このメールが届いたらすぐに支払ったほうが良いです。あとになると振り込みが必要になって振込手数料まで支払わなければならないので・・・。

スリングとポーチ

スリングとポーチは1日遅れで日本に到着。税関突破後も連絡がなく、やはりこちらは別送品となって関税・消費税・立替納税手数料はかかりませんでした。

税関突破まで不安だったのは、2個口になったことでこちらのパッケージにも関税・消費税が掛かってしまった場合、立替納税手数料が2個分掛かって合計2,200円支払うはめになってしまうのでは、ということでした。

今回はたまたま2個口になってしまってもセーフでした。

事前支払いよりも6,000円ほど安かった

事前支払だった場合・・・9,482円
到着後払だった場合・・・6,260円(想定)
実際の今回支払金額・・・3,600円(実際)

B&Hは事前に税金を支払うとかなり高くなってしまうことがわかりますね。今回は2個口で別々の日に発送し、それらがたまたま別々の日に通関手続きに入ったため、1個口で2万円を超えていたエブリデイバックパック30Lの分だけの支払いで済んだことが大きかったです。配送料も余計にかかっていませんしね。

B&Hで輸入する際は、DHLの立替納税手数料は掛かってしまいますが事後支払いのほうがお得になるケースが多いのかなと思います。

2個口にになった理由

B&Hが気を利かせて税金対策のために、それぞれを別の日に発送してくれた可能性もあります。

もしくは3商品が入る大きな箱サイズがなかったため、そもそも2個口にする必要があった可能性もありますね。箱はあるけど配送費用が格段に跳ね上がるため、2個口のほうが安い場合もありそうです。

そして他には、バックパックとスリングとポーチ、それぞれが別の倉庫にあって、取り寄せ時間の関係等でたまたま別の日に集荷された可能性。これも考えられますね。

ただ発送するだけの担当者が、いちいち課税対象金額を計算して分けて発送してくれたと思うのは都合が良すぎるので、たぶん在庫状況と集荷までの差が生まれたのが今回の奇跡だったのかもしれません。