ある日突然、パソコンがフリーズからの再起動を繰り返すようになりました。Windowsのイベントビューアーを見てみると、ソースが「Kernel-Power」のイベントID「41」と嫌なエラーが残っていました。BugcheckCodeは278だったので、グラフィック関連の不具合ということがわかり色々試してみました。最終的に不具合が一切起きなくなりましたがそこまでの経緯を残しておきます。
私のパソコンに起きた不具合
まずは私のパソコンに起きていた不具合について簡単に書いておきます。
- 操作時、無操作時にかかわらずフリーズ後に再起動
- フリーズ時画面いっぱいに十字が表示されることがあった
- フリーズからの再起動後にWindows起動前に画面が緑になりシャットダウン
- BIOS設定画面でフリーズからの再起動からの画面が緑になりシャットダウン
代表的なもので上記の4つが発生していました。例えばエクセルに文字を入力している時や、Webブラウジングをしている時、そしてあるときは離席中に勝手に再起動していることもありました。その都度Windowsのイベントビューアーで同じものが記録されている事は把握していました。
ちなみにWindowsのイベントビューアーはスタートボタンを右クリックしてイベントビューアーを選択して開いた後、Windowsログ内のシステムをクリックすると中央に記録されたイベントがズラーっと表示されますので、そこからエラーを探します。
原因を突き止めるまでに試したこと
非常にありがたいことに、今はインターネットで様々な対処法が多くの方によって公開されていますので、一通り試してみました。結果的にはどれひとつとして効果はありませんでしたが試したことを箇条書きで残しておきます。
- 電源ケーブルを抜いて放置
- 電源の管理の設定を「高パフォーマンス」に設定
- 【電源オプション】PCI Expressのリンク状態の電源管理が無効であることを確認
- 【電源オプション】一定時間無操作時HDDの電源を切る設定が無効であることを確認
- 【電源オプション】プロセッサの電源管理の最小と最大を100%に設定
- ドライバの更新・再インストール
- グラボの抜き差し
- 高速スタートアップ無効化(すでに無効化されていた)
- 必要最低限のUSBを残して取り外して起動
- OCCTによる各所への負荷テスト
これらのことを試しましたが、ある程度時間が経つと再びフリーズからの再起動が発生してしまいました。
その後安定してパソコンが使えるようになった
ひどいときではWindowsが起動してから2分で再起動するなどひどい状況だったのですが、ふとグラフィックボードの出力端子を向かって一番左から一番右に移動してみたところピタッとフリーズからの再起動は発生しなくなりました。その後、FF15のベンチマークを走らせたり、Blenderでレンダーを繰り返したりして落ちていた時にはしなかった負荷のかけ方も色々試してみたのですが一切同じ不具合が起きることはありませんでした。
不具合解消後グラボを新調を決意
グラボの出力端子の位置を変更しただけで不具合が発生しなくなり、そのまま使っていて問題は何一つ起きていないのでほぼ確実に出力端子が原因で起きていた不具合だということがわかりました。
無理に引っ張ったり引っ掛けたりした覚えはないのですが、PC内のメンテナンスをする時にDPケーブルへの力の入れ方が悪かったのかな・・・と色々考えてしまいました。専門的な知識はないですがこのまま特定箇所の出力端子に不具合を残したまま通電・使用していても問題がないのかがだんだんと気になり始めました。
グラフィックボード市場はマイニング需要も低下してそれなりに安定してきたということで、不安を感じるくらいなら交換してしまえ、という結論に至りました。現在使用しているCPUは第8世代(Core i7 8700)なのでCPUがボトルネックとなりますが、現在使用しているGTX1070からRTX3060Tiへと換装しました。簡易的なベンチマークの結果や感想に関してはこちらで別途記事にしましたので同じCPUを使っている方や、RTX3060Ti購入検討中の方の参考になればと思います。
Tweet
シェアしていただけると嬉しいです